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Dye D? 3

第41章 屋敷





錦戸は驚いた

自分の目の前には

うつろな目のゲストが立っていた





錦戸「・・・・なんで?

お前なん?

死神ちゃうん?」





錦戸が驚いた瞬間だった

隙が出来たのをゲストは見逃さなかった




凄い力で錦戸と安田をゲストは押しのけ


部屋の奥に走ったのだ




押された勢いで

錦戸と安田は後ろに倒れてしまった





横山「!!!!!!!!!!!!!!」





ゲストは部屋の奥のソファーの前にいた

雪の背後に立っていた




いやらしく口元の端を上がると

フードのポケットからナイフを取り出して

雪の首元にあてたのだ





雪「・・・・・」


雪は抵抗せずに目をつむっていた



ゲストは雪の耳元で囁いた


『この世界なら王子の助けは来ない・・・・』



雪は唇をかみしめた

横山はその黙って様子を見ていた



ゲストはナイフを首にあてたまま言った





『吸血鬼も首を切り落としても

生きてられるのだろうか・・・・』




その言葉に

起き上がりながら聞いていた

錦戸と安田は恐怖した




目の前の者は何の躊躇もなく

自分たちの命を奪うと感じたのだ




入口の所で立っている

横山の方にゲストは視線を向けると



冷たく吸血鬼たちに告げたのだ



『教えてやるよ・・・・

目的は・・・・

命・・・・・』




その言葉と同時に

ナイフが右横にゆっくりと動いた



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