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Dye D? 3

第38章 どちらが・・・





ミヨは胸の苦しい思いを

少しづつ吐き出すように言った




ミヨ「子供の時に

川の真ん中に飛んだ

麦わら帽子を取りに行ったのは

私だったのか・・・・」




ミヨの顔は青くなり

身体を震わしていた

その事実を知るのが怖いように



渋谷はもう一つの事実を言葉にした


渋谷「死んだのは

もしかしたら

もう一人のお前なのか?」




その言葉にミヨの顔が驚きに変わった




ミヨ「そんな、ミナが!

ミナがそんなはずはありません!」



ミヨは動揺して大声を上げのだ




明らかに動揺しているミヨを見た

渋谷は少し相手を馬鹿にするように




渋谷「なぁ、なんでそんなに

焦ってるん?

アイツやったらアカンのか?」




その言葉にミヨの動きが止まった




渋谷「どっちか死にかけたか

分からないんやろ?

アイツの名前が出ただけで

なんでそんなに焦るんや?」




その言葉にミヨは俯き

何も言わなくなってしまった





渋谷「何も言わんと

解決せんのとちゃうん?」



その言葉がミヨの胸に刺さった

この男に頼りたいと

ミヨは思った

その瞬間だった

ミヨの胸に強い痛みが走った

息が出来ない苦しみがミヨに襲ったのだ



そしてミヨは渋谷の前で暗闇に

放り込まれてしまったのだ




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