第33章 提携
目の前の真実に愕然とした
錦戸「!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
錦戸はフードの下の顔を見て
声をなく驚いた
黒のフードの者は
そんな錦戸を見ると笑った
『お前は
この姿を醜いと思うか?』
フードの下は骸骨だった
骸骨が不気味に動いていたのだ
錦戸は顔色を変えながら
どう言えばいいのか
答えを必死で考えていた
そこに横山が助け船をだすように
横山「俺らといっしょやと思うで・・・」
その言葉に死神は不気味にまた笑った
『お前は
ほんとうに面白い吸血鬼だ・・・』
その自分の称える賛辞に
横山は微笑んだ
横山「吸血鬼も死神も
そない変わらんやろ?」
そう錦戸に言ったのだ
錦戸は横山の凄さに驚いていた
目の前の死神のボスと
対等に渡り合っているのだから
横山と錦戸を見ながら
死神は静かに言った
『お前を見込んで頼みがある
その返事によって
お前たちを元の世界に帰そう・・・・』
死神の言葉に
横山は自分の伸びた爪を見つめながら
答えた
横山「それは
今回の犯人を捕まえろやろ?」
そう冷たく死神に言い放つと
死神はゆっくりと頷いたのだ