第7章 行き止まり
バジャ…!バジャ…!
ガシッ!
アイ)真理谷!?大丈夫か!
真)ゲホッ…!あ…ああスマン…
アイ)よかったぁー…あいつら…なんてことを…バチあたんぞ……!うわぁ…俺しらねっ…!
真)ど…どうした…ゲホッ…!
アイ)いまは早く上がろうぜ…!またアイツがくんかもしんねぇし
真)そう…だな
アイ)首に手を回せ…!急ぐから真理谷にあんま気を回せねぇかんな水んなかに頭はいんが俺と一緒の、タイミングで呼吸あわせろ…!
真)…むちゃくちゃだな…ッ!まぁ仕方がない
アイ)いくぞ…ッ!
バシャ!バシャ!スィー…!バシャ!バシャ!…
ドドドドドドドドド…
アイ)…!?なんだなんだ!?よ…!吉本らがいる方角じゃね…!?真理谷!なんかみえるか…!
真)…!バカな…あれはバシロサウルス…!バシロ…王と名付けられた最大級のクジラだ…ッ!
アイ)マジで…ッ!?なんかヤバくね…?真)…ヤバイんじゃないか…?
アイ)いそげっ…!
バシャ!バシャ!…
アイ)つ…ついた…疲れた…なんか半端なく頭がくらくらだ…
真)おい…ッ!大丈…ッ!お前…ッ!手が!
アイ)ふぉ…?ああ…あん時噛まれたんだ…忘れてたわ
真)忘れることか!おい!だれか医療器具!
大)はっはい!
アイ)あー…悪いね真理谷の事が頭いっぱいでさぁー
真)…冗談はいいとしてだアイ海のなかで言っていたこときこうか
アイ)……?あああれねアキラ!りおん!ザジ!こっちこい!話あるから!