第2章 ジャングルの掟
ズルッ…ジャっ!
アイ)(こっち…キタァァァァ…!?)
仙)(くんじゃねぇ…!)
真)(くっ…!)
大)(イヤァァァァァ…)
ズルズルッズッズッ
たっ助かった…
肩の力が抜けていくのがわかった…
サーベルタイガーが通っていった方をみた…!?
ギロ…ッ
アイ)…!
ゾクン…!!
ズズズ…
仙)なっ…何でいっちまったんだ…?
真)僕らより食い手のある獲物を見つけたんだ…
アイ)…これこそ弱肉強食…だな…これがあいつらには当たり前なんだろう…
俺が少し後ろに手を置いたら…
ピチャッ…
アイ)…!
大)…!
カタカタカタカタカタ…
アイ)お…大森さん…向こうに川あったな…あそこの近くで…今日は休もうぜ…
仙)…お…おう…
……
パチッパチッ
俺は大森さんに川で体を洗ってもらいボストンバックに入っていたタオルを渡し
帰ってきたあとは固くて悪いが膝に寝ころがってもらっている
仙)…(また…アイの…)チッ…
真)…(今は仕方ない…)…やはりありえない…サーベルタイガー正式にはスミロドンだが一万年も前に絶滅したはずだ…
仙)またその話かよ…真理谷…しょうがねぇだろいるんだからよ…
確かにそうだな…いちまうんだから…
なんだか俺はこの異常な状態に慣れつつあった