第2章 トリップしちゃった!
嘘じゃないのに!!
私何でハイキューの世界にトリップしたの?
つか鎌先くんにもう一度話しきいて貰わないとこの世界で生きていけない!
とりあえず身分証明みたいな物無いかな。
私は着ていたコートのポケットをガサゴソと
探った。
!!財布発見!
帰ってからコンビニ行って良かった!
つかコート着たままお酒飲んでた私ナイス!
私は財布から免許証を取り出して
鎌先くんの部屋の扉を叩きドア越しに話した。
コンコン
「鎌先さーん。私のお話聞いてくれませんか?」
ガチャ
「お前まだ居たのかよ!今すぐ自分の家に帰れ!」
……つれないお方ですなぁ。
「あの、私帰る場所が無いんです。
私ここの世界の人間じゃ無いんです!違う世界からここにトリップしてきたみたいで……ちなみに私はこういう者です。」
私は鎌先くんにおずおずと免許証を差し出した。
「帰る場所がない?……トリップ?なんだそれ?」
そう言いながら鎌先くんは私の免許証を見た。
「……香坂理緒……。名前はわかったけどな……」
鎌先くんは私の顔と免許証を交互に何度も見ていた。