第23章 本音
放課後
「ももこ先輩!」
『や、谷地ちゃん』
部活に行く途中に谷地ちゃんから声をかけられる
言わなきゃ、い、言わないと
『谷地仁花ちゃん』
「はひ!?」
驚いた様にびくっと身体を硬直させては固まってしまうもじわじわと涙目になっていく谷地ちゃん
「わ私なにかしてしまいましたか!?すすすすすみません!!!」
『え!?え、あ!ち違くて、謝る方は私の方で』
「へ....?」
『私、潔子先輩みたいなお手本になれるような先輩じゃないし、たくさん沢山迷惑かけると思う、でも、よ良ければ、これからもその...改めて宜しくね』
「!???ここちらこそ!!!あの、それに....」
『.....?』
言葉が途切れるので思わず構えてしまう,やっぱり今更過ぎかな....思わず眉を下げてしまうも谷地ちゃんと視線が合う
「潔子先輩も、ももこ先輩も、私にとっては憧れてる先輩ですので!」
『....!あ、う、あ......ありがとおおおお』
「もももももももこ先輩!???」
それから、潔子先輩も丁度来てくれたのか慌てたようにこちらに来ては2人の頭を撫でてくれた