第21章 決裂
「....ももこ?」
『あ、え、今晩わ、空たん』
え?なにこの状況???????????
色々な角度で見てみよう!!!!!!!
はい、まず上から、下から、横から
うん、変わらず私がしょーよーを押し倒してる状態
かーらーの、空たんが居る状況ね
「おおおお俺!」
わあ、可愛い、しょーよーお顔が真っ赤やん、ってそんな場合じゃなかった
『あ、え!ごごめんね、「....」ッうわっ!?』
突然ぐいっと引っ張られる様に軽々しく私を引きあげ、車椅子に乗せてくれる
『あ、有難う、空たん』
「........」
ひえっ、その視線けっこうやばいな????え???どうやばいって、顔が真っ青になっちゃうやばさだよ???????
『...あー、っと!しょーよー、ごめんね、大丈夫?』
すぐに空たんからの視線から逃げる様に顔を逸らしては声をかける
「大丈夫です!寧ろラッキーだったというか「....あ?」そそんなラッキーだなんて思ってません!!!」
しょーよが私の後ろに逃げるように隠れてきた
空たんそんな低い声も出せたんだね、わたし初知り、びっくりしてる、お目目ぽぽぽーんだお
憂なおめめから発射だぽーん!って歌ってる場合じゃない!!!
『えーっと、あ、その!あの、しょーよー、こわぁい顔した人が空たん、空たん、この可愛い子がしょーよー』
「青葉城西の!!!!!」
『あ、そうそう、っていててててて!!!!』
まるで笑っていない顔でにこにこと笑われ頭を掴まれては握り潰される
え???これあれです???素手でりんご破壊しちゃうノリで、私の脳みそぶちまけようとしてる????????
「んで、突然の自己紹介じゃなくて何してたのか教えて貰えてもらおうか?」
『しょーよを押し倒し、いててて、いたい!ちょ!いたい!!』
「あれは!その!事故で!!!!」
「......はぁ」
溜息をついては手を離してくれる
ああ、良かった、私の頭無事だよね???え???もう遅いって???え?どゆこと????頭が可笑しいのは元からっていいたい??ん??????