第19章 数日振りに
いやあ、宮城の空気だ、うんうん、なんだか凄く美味しく感じ「....おい」
ん????ん????私の目はとうとう可笑しくなってしまったのかな?????
なんかやけに、ただ壁に寄り掛かって腕を組んでるだけなのに、雑誌の1部切り抜いたみたいな空たんが見えるんだけど
突然頭を潰すような力の強さで鷲掴みにさせれる
『ちょ、いいいいた、へるぷ!へるぷ!!』
「お前は数日間返事寄越さないと思ったら、突然(あ、そう言えば、今日宮城に帰るんだ、東京お土産あるから、今度渡すね!)って、なんだそれ、お前ほんとに、はあー.....」
『すすすいません、空様、これどうぞお召し上がり下さい、大したものでは御座いませんが供物でござりまする』
「...ああ、有難うな、ってお前なあ???」
また頭を痛いほど鷲掴みにされては、にこにこと笑っていない笑顔で語り掛けてくる
『ひい、う嘘だよ、ほら、じょーくじょーく、って空たんずっと待っててくれたの?』
必死に何度も縦に頷いては言葉述べるも、冷たい手の感触に眉を下げてはじっと見詰めるとしまったというように慌てて私から手を離す
「....別に、そんなに待ってない、俺が来たかったから」
『空たんんんんんん!!!』
「うっ、おま、ふざけんな!!くるし『私も、会えて嬉しよおおお』....はぁ」
え???デレ期なの???なんなの????ふえふえふえ、空たんが可愛すぎる件について、YES!空たん!いえーい!
何処か呆れたように、でも嬉しそうに抱きついた私の頭をそっと撫でてくれる