第15章 会いたいけど会いたくない人
はい,何故か私は花さんと松さんに囲まれてるであります
それは数十分前に遡る
「じゃあ,俺おくっていくんで..」
皆が食べ終わり一息着いた時
空たんが立ち上がり私を持ち上げ様としてくれる
「空たん!?いや,だから,今日はずっと放課後まで居て,ほら!マネージャーして貰おうよ!」
『はい??何言ってるの???いやいやいや,本当に帰ります,お昼たべれて楽しかったです,有難う御座いました』
何とか歩こうとするも,はい,掴まる物ないし歩け無いですよねー..
すると同中以外の青葉めんばーは不思議そうにこっちを見詰めてくる,あばばば
「はぁ...まだ無理そうなんだろ?よいしょ...及川さん,さすがにこいつにマネージャーやらされるのは監督の許しも居ますし...」
うぐ...た確かにまだ掴まる物無いと歩け無いけど
って何気にお姫様だっこしないでよおおお
なんなの?空たん慣れてるの?女の子に慣れてるの!?
マネージャー!?!?他の女の子の目もあるんだぞ!やめてくれやめてくれ!視線で殺されちまうよ
「じゃあ,俺たちがおくってくよ,なぁ,松川?」
「ん...?ああ,いいけど」
はい???何を言ってるんですか
花さんに松さん,本当に良いから真面目にいいから
「え,でも,そんなわけには...」
「大丈夫大丈夫ー,ね?桜乃さん?」
『ふぁッ!?あ,はい?』
「じゃあ,行こっかーとりあえず借りてくねー」
何故か空たんの温もりは消え花さんの温もりが近くにあり
へ?ん????
同中めんばーは何故か驚いた様にこちらを見ては硬直してるし
空たんも驚いた様にこちらをみてそのままだし
松さんは何言わぬ顔で隣歩いてくれてるし
ととりあえず,お姫様だっこやめてくださああい!!!!
てか何で一時停止してるの!?助けて助けてええ