第15章 会いたいけど会いたくない人

がちゃ

「おっそーい！！こっちこっち！」

「おー,来たか」

「？空,何か持ってね？」

「ん？まじで？」

「空,やっと来たかー」

「空ー！」

「空兄,何持って...」

「空さん！」


何処からか声が聞こえる
着いた,のかな？？
てか凄く色んな声が聞こえるんだけど気の所為だよね？気の所為,だよね？

「遅れてすんません,ほら下ろすぞ？」

『へ!?ちょ,待って』

色んな声が聞こえる所まで来たのがわかる
空たんは恐る恐る私を下ろしてくれようとするもさすがに此処では無理だよ！無理だよ！
困ったように空たんは笑うも下ろしてくれる
目を強く瞑り俯いては凄く視線が来るのがわかる,やばいぞやばいぞ

「ん？何してんだ？ほら,ももこ挨拶くれえしろ」

「ちょっと！岩ちゃん！俺の大事なももこの隣とかずるい！席変わって！！隣がいいーいいーのー」

「うっせえくず！」

「くずって！また言った！」

「ももこさん...なんで此処に？もしかして転校してきたんですか？」

「ももこさん！？」

「えー？っと？？」

「お前ら知り合いか？」

「空,彼女居たのか！？」

「え？え？」

円形のようにお弁当を起きこちらを見詰める青葉城西めんばーご一行
んん？？？なんで私はここにいるんだろう
緊張し過ぎて身体がくぶるだよ

『ははは初めまして？というかあの,突然すみません！桜乃ももこって言います,烏野高校でマネージャーしてます,2年生です.あのその,よ宜しくお願いしまふ！』

「「「「「........」」」」」」

しーん
また噛んじゃったよおおおお！？！！！！！

「緊張してるの！？緊張してるの！？そんなももこちゃんもかわいいー！！」

「ｯく...しまふ,って」

「松..川ｯ,笑っちゃかわいそｯ」

「ももこ大丈夫か？」

『岩ちゃああああ』

「ｯくは..またやってるし,久々に聞いたわ」

「そ空が笑ってるだと！？」

「珍しい！」

「さすがすぎ」

「ももこさん！あ挨拶とても良かったっす！」

もうやっぱり帰してええええ！？！！！