第12章 烏vs猫
『猫又監督..!』
猫ちーむが集まっている所へ行く
「ん?何だね」
『色々とお世話になり,有難う御座いました!
猫駒のチームのマネージャーになれたこと,とても良い経験になりました!あの..秋じいちゃんのお話,また今度良ければして下さると嬉しいです』
「..!ああ,こちらも助かったよ,良ければ今度また話をしよう」
にっと何処か嬉しそうに笑う猫又監督
すると
「ももこ」
『研磨,どしたの?』
「俺...『...そんな顔しないで?また会おうね,約束』...!うん,約束」
「おいおいおい,俺を除け者か」
突然背後から首に手を掛けてくるくろ
『ふは,勿論,くろも皆も!短い間だったけど,有難う御座いました』
少し泣きそうになりながらもやっと笑顔を作る事が出来た
「..!!ああ,ももこ,また会おうな?」
やっ君がそっと頭を撫でてくれる
「「ももこさん!また,会いましょうね!」」
いぬいぬとしばしばの頭をそっと撫でては有難うとお礼を言う
この二人は私の中で柴犬コンビと密かに呼んでいた
「あの!!!有難う御座いました!!」
虎が顔を真っ赤にさせながらがばっと勢い良くお辞儀をしてくれた,こちらこそと言葉を返す
「色々と迷惑かけたな,有難うな」
『いえ!海さんも,有難う御座いました』
まるで皆のお兄さんの様な存在の海さん
あだ名で呼ぼうと思ったのが海さんがしっくりしてそのままで呼ばせて貰ってる
笑顔でお礼を言ってくれた
『ふっくん』
何処か悲しそうな顔をしたふっくんこと福永くんに声をかける
「...また,会おう,絶対」
『うん!絶対,会おうね』
恥ずかしそうに言葉を紡ぐふっくんにそっと撫でてあげる
「よし!んじゃ,またな」
連絡先を交換し,別れを惜しむも猫駒高校との別れを告げた