第12章 烏vs猫
菅原side
『なぁ,なんでももこはあっち側に居るんだ??しかも退院してたのか??ん?俺はだんだんとわからなくなってきた』
「おい菅!しっかりしろ」
旭に肩を揺さぶられる
「「あ...マネージャーって」」
すると何処からか2人の声が重なった
「大地さん!どういう事っすか!なんで,ももこが!!」
西谷と田中が真っ先に大地に向かう
「向こうのキャプテンに朝言われたんだよ,マネージャー1人借りますって.清水しか居ないし,可笑しいとは思ってたんだ...ももこ,退院してたとはな」
大地が凄い笑顔で言葉を話す
「「「ひっ!!!」」」
皆,大地の話を聞いていたのかあのオーラと笑顔に悲鳴を上げた
「すすみません,僕のせいかも知れません」
「え?なんで武ちゃんが謝るんだよ?」
武ちゃんが恐る恐る言葉を話すと,田中が返事をする
「昨日言われたんですよ,マネージャー貸して貰うねって,てっきり僕はももこさんが退院してないとばかり思っていたので..こちらから返事をしないまま,終わってしまって」
武ちゃんが顔真っ青にして言うと
「でも,ももこさん凄い向こうのチームと仲良さそうにしてますよ?」
日向が向こうを指差して頰膨らましながらこちらに向かって言う
「「「「「『........』」」」」」
皆してももこが仲良く話している姿を見ていると
何故かあいつは辺りを見渡しこちらを見て満面の笑顔を見せると手を振ってくる
「ももこおおおおおお,何でだああ!?!?」
西谷が行きそうになるのを慌てて止める
「向こうに勝って,早くももことお話ししようか」
『それが良いべ』
大地が凄い笑顔で言うと,俺も笑顔であいつに手を振る
すると何故か顔を真っ青にしたあいつが戸惑いだす
待ってろよ,ももこ,すぐにお話しような?