第11章 再開
1.2年生と仲良くお喋りしていると
「ももこ,俺たちに..今まで,何があったのか聞かせてくれないか?」
『...聞いたとしても,あんまり良い話じゃないよ』
「それでも聞きたいんだ」
くろが真剣な瞳で見詰めてくる
他の人達を見渡し見ると優しい瞳でこちらを見てくる
皆,優し過ぎ..るよ
『あれは..高校1年の時かな,とっても寒い日が続いていた日だった..車の事故で突然私の両親とお兄ちゃんは居なくなっちゃったんだ。
そのショックで私は一時期記憶喪失状態
家族との記憶も何もかも記憶になくて,ただ覚えてたのは自分の名前。
その頃の私は今の私とは全く違かったと思う,だから支えてくれた同級生や先輩,後輩,友達には感謝しても仕切れない位。
私が記憶を何とか取り戻して意識を取り戻したのは病院でだった。
だいぶ記憶を失ってから弱って居たんだと思う。
栄養出張で今こうして車椅子でしか移動出来なくて,でも病院でリハビリしてるからいつかは歩ける様になると思うから
あはは...皆そんな顔しないでよ,今はほら!こんなにも元気だよ』
「「「「「「....」」」」」」
すると皆泣きそうな表情をする
そんな顔をさせたくて話をしたんじゃないのにな
でもやっ君やくろ,研磨は兄様と関わりあったから
余計苦しいよね,御免なさい
『うぐッ..!?』
すると突然研磨が抱き着いてきた
次々と抱き締められ今やおしくらまんじゅう状態
『へ..「もうお前は俺達の大切な仲間だから」..ッ,..有難う..ッ』
優し過ぎだよ
本当に有難うね,こんな短時間で私を受け入れてくれて有難う