第9章 記憶の欠片
西谷side
病院にずっと居たかったけど母さんが着いててくれるらしい
何とか命は無事だったけど,昨日から目が覚めてない
放課後
「西谷!ももこが倒れたって如何いう..!!」
『...ッ』
「菅!やめろ,西谷だってお前と同じ気持ちなんだ。勿論,俺らも」
『..俺のせいです..俺が我儘言ったせいで,あいつ元住んでた自分の家に入り込んでてそしたら倒れて』
「..あの,ももこさんの元の家って?」
「一年生達は知らないよな,あいつ..ももこは,記憶喪失で記憶がないんだ」
「え..?記憶がないって」
「ああ..確か,高校1年生の時に両親とお兄さんを事故でなくして,そのしょっくで,だな..」
「「「.....」」」
「影山は元同じ中学だったんだろ?」
「はい...いつも笑ってて元気で太陽みたいな人でした」
「えっと..ももこちゃんの姿,動画に撮ってある」
「あの時のか..?」
「うん」
「俺見たいです!どんなももこさんも,ももこさんだけど見てみたい!」
「...僕もです」
「つっきー!?ぼ僕もみたいです!」
「じゃあ...
「ももこちゃん,こっち向いて」
『ふぁッ!?き潔子さん,そんな私の顔映してたら汚れ「おーい!ももこ!何してんだ」
『こ-し!た助けて!』
「ん?何してんだ?清水」
「ももこちゃん可愛いからつい」
『ふぁい!?』
「「潔子さーん!!」」
『うげ,龍にゆ-..駄目だよ!潔子さんは私のなんだから,ふふん』
「おい!ももこ!ずるいぞ!「そーだ!そーだ!」
「おい!3年生が居ないからって遊び過ぎだ」
『ぱ,ぱぱ..だって龍とゆ-が!』
「大地,本当にももこからぱぱって呼ばれて「ちょび髭黙れ」..うッ」
『あさあさ,怒られてる,よしよし』
「ももこちゃん..!」
「はいはーい,ちょび髭から離れようか,ももこ」
『うわッ..!こ-し,やめ
ぷつん
「これが..ももこさん?」
ッ..久々に聞いたあの呼び方,あの笑顔..
「...ッ,とにかく,今からすぐ病院にいこう,西谷...道案内お願いしてもいいか?」
『こっち,です..』
本当にごめんな,ごめん..