第8章 ばいばい
北斗くんは不意をつかれてものすごく顔が赤くなってた。
そういえば初めて見たな、赤い北斗くん。
かなりかわいいかも…。
『みんな!またね!!』
ついに車が出発して、交差点を曲がると見えなくなった。
行っちゃった…
唯、ものすごく寂しそうな顔してる。
なぜか私はそれほど寂しくなくなっていた。
北斗くんに最後にやり返せたからかな!
遠くに行っちゃったけど、連絡先知ってるからいつでも声は聞けるし。
今日のばいばいは少しの間だけのばいばいだよね、北斗くん。
また会えるから。
ピロリロリン…
北斗くんからメールだ。
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さっきのはずるいでしょ。
またね。
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新しい一面発見しました。
そしてさらに愛おしくなりました。