第7章 打ち上げ
『北斗くん大丈夫?熱でもあるんじゃない?』
北斗くんは顔を上げて、ちょっと不満そうな表情だった。
北「なんでそうなるの。ねえ、もうこのまま2人でいない?あっち戻らずに。」
『え、いいの?打ち上げなんでしょ?』
北「それより俺は望美ちゃんといたいもん!」
そう言われたら断れませんよ。
私もそう思ってたから。
『じゃあ北斗くんといる!』
北「でも、外には出られないからこの部屋でいい?」
『北斗くんといれればどこでもいい!』
北「そんなこと言ったらどうなるか知らないよ?」
北斗くんは妖しげな笑顔を見せて、抱きついてくる。
『きゃーやめてー!あははは!』
こうやってずっと北斗くんといたいって思うのは私だけなのかな。
北斗くんも私と同じこと思ってくれてるの?