第4章 会いたい
『私も好きです、大好きです。。。』
北「うん、知ってるよ?だって俺のファンでしょ?」
ちょっと!人が頑張って気持ち伝えたのに知ってるよって!
でも、なんか一気に気持ちが和らいだ。
『そうじゃなくて!一人の男性としての北斗くんが好きなの!』
北「男性としてって…なんか生々しい。」
『ええ!その思考回路がおかしいでしょ!』
北「俺は立派に健全な男の子ですー。」
このおこちゃまが…!
北「ねえ、望美ちゃん。会いたい。」
突然寂しそうな声になる北斗くん。
そんな声で言われたらこっちまで…
『私も会いたいよ。でも我慢しよ?北斗くんは明日もステージに上がらないといけないんだから。ゆっくり休んで?』
北「でも…」
『我慢!私は明日は行けないけど応援してるから!』
北「じゃあ北斗くん大好き!って言ったら我慢する!」
さっき言ったじゃん…
北斗くんって結構子どもっぽいとこあるよね。
そんなとこも好きだけど。
『北斗くん、だーい好き!…これでいい?』
北「よし!明日も頑張れる!おやすみ!」
『頑張ってね!おやすみ。』
あなたは好きって言ってくれないのね。
北「望美ちゃん、愛してる。」プツッ、プープー
それはズルいでしょ…
こうして、北斗くんに人生を変えられた1日が終わった。