第4章 会いたい
ピロリロリン…
携帯を見ると北斗くんからのメール。
思わず心臓が跳ね上がった。
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家着いた?
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すぐに返事をした。
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はい!無事帰り着きました(^ー^)
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するとすぐに着信が…
『もしもしっ』
北「望美ちゃん?今日はびっくりさせてごめんね。」
『ほんとですよ~。でもすっごく楽しくて幸せでした!』
北「それはよかったけどさー…」
ちょっと不機嫌そうな声。
北「なんで望美ちゃんは敬語なの?」
『え?なんとなく…?ていうか、北斗くんにタメ口なんて無理です!』
北「意味わかんない!タメ口にしてくれないと電話切るよ!」
『や、やだ!切らないでー!』
子どもっぽい脅しにも乗っかってしまう私。
自分でもバカだと思う。
北「じゃあ敬語は禁止ね!」
『う、う、うん…』
うわー北斗くんにやられた…