あなたの声が聞きたくて【another story】
第6章 松川一静
その後の2本は拾われこそすれども、セッター位置には届かず、渡にとっては悔しい結果となった。
渡「明日こそ上げてみせます!!」
「へへーん!かかってきなさーい!」
子供の様に張り合う二人。
ああくそっ、優可愛くね!?
「優サン帰りましょ?」
優「はーい!着替えてくるね!」
「いってら。」
優が着替えに行ったのと同時にやって来た国見。
嫌な予感満載。
国「松川さん。」
「ん?」
国「優さん、ほんと可愛いっすね」
これを彼氏の前で真顔で言ってくる辺り国見って勇者だと思う。
「知ってる。あげないヨ?」
国「って言われると欲しくなりますね」
実は国見が優の事狙ってる奴の中で一番隅に置けない。
「誰にもやんねーよ。」
あいつは俺の。