あなたの声が聞きたくて【another story】
第3章 岩泉一【番外編】
それから途切れながらも岩泉はその日のことを包み隠さず話した。
及「、、、つまりは、優にあげる指輪を選ぶのを愬波ちゃんに手伝ってもらっていた、と。」
岩「おう、、、、。」
話によれば、岩泉は優にあげる指輪がまだ決まっていなくてどんなのにすれば良いのか迷った挙句、唯一とも言える女友達の愬波に助けを求め、買いに行ったところを撮られた。
という事らしい。
花「なんで嘘ついたん?」
岩「な、内緒にしておきたかったっつーか」
優「なんで朝帰りしたの?」
岩「愬波の彼氏ができないって愚痴を永遠と聞かされた」
松「あいつ酒癖わりいもんな」
聞きたいことが無くなったのか優は大きく息を吐いた。
優「どーーーせそんなことだろうと思ったよ」
「「「えっ!!?」」」
優「あの写真の人、愬ちゃんに似てたし。つか愬ちゃんから次の日楽しみにしとけよーって連絡きたし。何聞いても答えようとしなかったし、はじめの部屋にはカタログ置いてあったし」
この長文をノンブレスで言い切ったことも気になるけれどそれよりも、
「「「分かってたなら喧嘩すんじゃねーよ!!」」」
優「私悪くないもーん。」
岩「俺が悪かったです。だから戻ってきて下さい。」
優「せっかくだから今日は貴大ん家に泊まるー!」
岩「ぜってえダメだ!!」
花「頼むから俺の家で喧嘩しないで」
ー仲直り?ー