あなたの声が聞きたくて【another story】
第8章 国見英
酸素を奪うくらい深く深く優さんの唇を味わって、力が抜けた身体を抱き締める。
「優さん。ちゃんとしたプロポーズもいいけど、既成事実でも作っちゃう?」
吐息たっぷり含んで、色気3割増しくらいにして優さんを誘う。
目を合わせると潤んだ瞳を俺に向ける。
「せ、」
「せ?」
「世界大会、終わったら…いいよ」
さよなら俺の理性。
「ごめん、今日俺優しく出来ないかも。」
彼女を抱き抱えたまま寝室に向かってボスンとベッドに降ろす。
「いーっぱい啼かせてあげるから、頑張ってね」
彼女の首筋にキスマークをつけたら始めりの合図
「たくさん愛してあげるね」
ーえんどー