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【ONE PIECE】暗殺者の私と医者のあいつ。

第6章 犬猿の仲


「シャチ〜‼︎」


厨房から、ベポの悲鳴に近い声が聞こえた気がしたので、厨房へ向かう。


すると、案の定そこにはバケツを大事そうに抱えるベポが居た。


…冷蔵庫の扉が開け放たれて…。


「ど、どうしたの?ベポ」


「セッちゃん!

シャチ、バケツに水入れられて冷蔵庫に居たの」


冷蔵庫?


「冷凍庫じゃなくて良かったじゃん」


「ちっがーう!

良くないよ!セッちゃん!」


ベポに物凄い形相で怒られた。


「ご、ごめん…」


「とにかく温めないと…」


そう言って、奥へ進むベポ。


「べ、ベポ?何で温める気?」


「火だよ」


即答で返って来た。


「鍋で沸騰させたお湯に浸けるか、フライパンで炒める。

あ、直接火で炙るってのもあるね」


お、恐ろしい…。


「ベポ…シャチのこと食べる気?」


「え?まさか。

シャチ食べても美味しく無いよ」


「そ、そうだよね」


天然なのが怖いです…。


「とりあえず、シャチ貸してくれる?

私がやるから」


「え?どうやって?」


「力…じゃなかった、ちょっとした魔法で」


「え⁉︎セッちゃん魔法使えるの⁉︎凄ーい!」


「まぁね…暖かい場所行こ?ベポ」


「じゃあ甲板だね」
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