• テキストサイズ

【ONE PIECE】暗殺者の私と医者のあいつ。

第6章 犬猿の仲


昨日のイライラが残るセツナの心とは裏腹に、良く晴れた日の朝。


甲板で、海を眺めながら伸びをする。


この海は、なんて綺麗なんだろう。


透き通るような水、そして色取り取りの魚。


海ってこんな美しいものなんだ、と初めて知った。


昨日見た海は夜だったから、暗くてあまり見えなかったし。


昼間は、買い物とかでほとんど見る時間が無かった。


こんな綺麗な海を見ないなんて損。


この海を潜水したら、どんな景色が見えるのだろう。


上から見るのと、中から見るのでは見え方に違いはあるのかな。


皆には見慣れてる海でも、初めて見る私にとってはキラキラして見える。


トラファルガーが船を潜水艦にしたのって、この綺麗な海を眺めていたいからなのかな。


いや、それは無いか。


あいつの部屋に窓は無かったから、景色なんて見える訳が無い。


あ、それとも悪魔の実の能力者で泳ぐことが出来ないからかな。


うん、それなら分かるかも。


…って、なんでまたあいつのこと考えてるの。


海から、自然とトラファルガーへと逸れてしまう。


またもや自分にイライラしていると…。
/ 174ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp