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†D.gray-man† 追っかけ少女物語

第6章 ◆合同任務






「では、

アレンくん、神田くん、リナリー、サラ、そしてラビ。


君たちに今回の任務についての説明を行う。」






AM8:00


室長室で全員が並ぶ中

コムイが低くハッキリとした声色で説明を始めた。





「気づいてる者も居ると思う。


先日、任務に行ったチャオジーが未だ帰還していない。

そこで、チャオジーと同行したファインダーを通して

ある報告があった。



“ノアの出現”だ。」





ー・・・やっぱり。

きっと、歴史に残る聖戦が始まるんだろう。

それで俺も招集された訳さ。

記録を残す為に。




なるほど、と頭の中で整理していると

コムイが続ける。






「そして、

そのノアからの通告もあった。





チャオジーの拉致。


そして、



そのチャオジーと引き換えに・・・、






サラ、・・・君だ。」








低く、更に小さい声で

コムイはサラを見た。





ー・・・は?



「お、おい、それって・・・」



俺は思わず声を上げてしまう。



「どういう事ですかコムイさん。

ノアの要望を聞き入れる気ですか。」




思わず声を上げたのは俺だけではなく

アレンもだった。



サラがノアに居た事は

昨日初めて知った俺以外、

教団のほとんどが知っている事実だ。



ノアにサラが居ないと困る理由でもあるのだろうか。

もしくは、教団にサラが居ると

ノアに都合が悪いのか。


どちらにせよ、

今の状況はノア側にとって不利益なのだろう。


ふと隣のサラに目線を落とすと

サラは俯き、拳を握り締めていた。






「いや、

サラをノアに渡すつもりは毛頭ない。


むしろ、守って欲しい。」




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