• テキストサイズ

夢の欠片

第22章  傷









たまたまなぜか飛んでいたバギーに拾われ、沖にいたトラファルガー・ローの船に滑り込み、ジンベエとルフィは逃げ出せた。




サボ「・・・なぁ、姉ちゃん・・起きろよ・・・・!!」






船の甲板で船医の治療を受けるメアリー。




サボ「俺達の帰り、待っててくれるんだろ!?」



ぽたぽたと、甲板にシミを作る。








海が、地面が揺れる。







世界最強の男が、怒っている。











マルコ「サボ!!」
サボ「マルコ!!」
マルコ「エースは・・・!!」




マルコはエースを見て驚く。




血が、流れていない。
赤犬によって怪我した脇腹は、何の痕もなかった。






サボ「・・・エースは眠ってるだけだ。けど・・・!」






メアリーは意識を取り戻さない。
血液も足りてない。



マルコ「!」
サボ「・・・さっき、姉ちゃんがエースを助けてくれたんだと思う。」




エースは致命傷を負った。この目で見ている。

が、そのエースに怪我は見当たらなく、眠っているだけ。




サボに心当たりがあるのは先ほどのメアリーの行動。





キスでこのような事が出来るとはにわかに信じがたいが、







サボ「・・・姉ちゃんだもんな。」





サボはグッとメアリーの手を握る。















「ゼハハハハハハハ!!!」






聞きたくない声が、戦場に響いた。








/ 105ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp