第20章 リコリス・D・アン
メアリー「どれも私よ。好きに呼べば?貴方の元には行かない。」
ドフラ「つれない奴だなぁ・・・。いくらでも金はやる。部屋だって名誉だって自由だって何だって与えてやる。」
メアリー「じゃあエースとサボを私に返して。」
ドフラ「それは無理な願いだ。」
メアリー「じゃあ却下。時間がもったいないから後でにして。」
ドフラ「フッフッフッフッ・・・まぁいいだろう。お楽しみは後に取っておくものだしなぁ。」
そう言うなりメアリーとアルはふわりと飛びあがってドフラミンゴを越えていく。
メアリー「アル、ルフィ落としちゃダメだからね。」
アル「グルル・・・。」
そのまままっすぐに、革命軍が作ってくれた道を突き進むアルとメアリー。
メアリー「ルフィ、起きて。」
ルフィ「んむ・・・。」
メアリー「起きて。エース達の鍵。」
ルフィ「・・・!そうだ!エース!!サボ!!!」
ガバッと起き上がるルフィ。
メアリー「アルに落とされるよ?」
ルフィ「うぉわっ!!」
まっすぐ先には、エースとサボ。
ルフィ「・・・!姉ちゃん、俺そんなに寝てたかぁ!?」
メアリー「10分くらいかな?」
ズシィンッ!と目の前に降りて来たのは・・・
ルフィ「・・・!じぃちゃん!!!」
ガープ「ルフィ!メアリー!!ここを通りたくばワシを倒してから行けぃ!!」
ルフィ「嫌だ!!!じいちゃん殴りたくねぇ!!!」
ガープ「ならエースとサボは死ぬだけじゃ!!」
ルフィ「それも嫌だ!!!」
喚く二人。
メアリーはグッと拳を作ると・・・。
メアリー「うるさいじじ孫!こんなとこで親子喧嘩しないで!!」
ガンガンッ!と二人の頭に拳骨をかました。
ルフィ「いってぇぇえええっ!!姉ちゃん痛い!!」
ガープ「メアリー!!少しは手加減せんか!!」
メアリー「うるさいっ!!邪魔!!!」
メアリーはルフィ、ガープを置いてそのまま突き進んで行ってしまう。