第20章 リコリス・D・アン
メアリー「気付くのが遅かったようね。」
次々と倒れて行く将校達。
センゴク「覇王色・・・!!」
メアリー「私については皆さんデータ不足でしょう。お教えしますね。」
ツカツカと止まったまま動かない戦場を歩く。
メアリー「リコリス・D・メアリー。24歳。リコリス・D・アンの娘で、医学は余裕でわかるわ。サボとエースとルフィは私の大事な弟よ。シャンクスは真実を言ったら叔父さんと呼んでくれって煩かったわ。空白の100年間も知ってる。母親の医学なら全て叩き込んだ。古代兵器はどうでもいいわ。・・・あぁ、戦闘能力なら母親より上よ。」
ブワッと再びあふれ出す覇気。
メアリー「“血”は争えないみたいでね。」
センゴク「・・・ま、さか・・。」
メアリー「推測をありがとう。父親はゴール・D・ロジャー。・・・エースとは本当の姉弟ってわけ。」
エース「・・・!!」
メアリー「・・・ごめんね、エース。今まで言わなくて。でもね、兄弟に血なんて、関係ないんでしょ?」
エース「・・・あぁ・・そうだな・・・!!」
メアリー「そういうわけ。・・・怒らないで聞いてくれてありがとうね、ガープさん。」
ガープ「ワッハッハ!!一本取られたわぃ!」
メアリー「エースもサボも、ルフィも殺させはしない。弟達は自由なんだから!」
センゴク「総員!!!最優先で白髭海賊団の抹殺!リコリス・D・メアリーは総力をあげて捕らえろ!!!」
メアリー「海は広いわよ。仏さま。」
戦場が、再び動き出す。