第18章 泡の島
シャッキー’s ぼったくりバー
レイリー「メアリーくん。君はどうしてここへ?」
メアリー「世界を知るため。」
レイリー「・・・そうか。」
メアリー「何故海軍がこんなに?」
レイリー「・・麦わらの一味は知っているか?」
メアリー「えぇ。」
レイリー「天竜人に手を出したのだよ。・・・そして、くまに飛ばされた。」
メアリー「・・・そう。」
レイリー「その後片付けと、モニターの準備だ。」
メアリー「・・・モニター?何でですか?」
レイリー「公開処刑のためだ。」
嫌な汗が、つぅ・・・と流れ落ちた。
メアリー「・・・だ、れの・・?」
レイリー「・・・白髭2番隊隊長、ポートガス・D・エース。同じく2番隊副隊長、サボ。この二人だ。」
メアリー「・・・そう。」
レイリー「・・・知り合いかね?」
メアリー「まぁ。」
それ以上、メアリーは言わなかった。
レイリー「公開処刑はマリンフォードで行われる。その中継をここでするのだよ。」
メアリー「へぇ・・・なるほど。わかったわ。」
レイリー「・・次はお嬢さんの番だ。このまま新世界に入るつもりかね?」
メアリー「ダメかしら?」
レイリー「味方は1人もいないのかね?」
メアリー「私は海賊じゃないもの。」
レイリー「商船に乗ったりは?」
メアリー「それじゃあ冒険が出来ないわ。」
レイリー「・・・変わった娘さんだ。」
メアリー「よく言われるわ。」
スクリと立ち上がるメアリー。
レイリー「もう出て行ってしまうのかね?」
メアリー「えぇ。用事がありますの。」
くるりとレイリーの方を見るメアリー。
メアリー「お時間ありがとうございました。“母の乗っていた船の”副船長さんとお話しできて良かったです。」
レイリー「!」
パタンッと閉まった扉。
レイリー「・・・アン、娘は気付いているようだぞ。」