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夢の欠片

第16章  再び













「姉ちゃん!!!行ってくる!!」






メアリー「行ってらっしゃいルフィ。気を付けてね。」
ルフィ「おぅっ!!エースとサボに追いついてやる!!」







今日はルフィが旅立つ日。フーシャ村は賑わっていた。






マキノ「メアリーが村に来るなんて珍しいわ。」
メアリー「ルフィが出るって言うんだから、来ないわけにいかないでしょ。」




フーシャ村に来たときよりもかなり成長したメアリー。
ルフィ17歳。メアリー24歳である。



耳にはいつも、エースのくれたピアスがはまっている。








ルフィ「次姉ちゃんに会えるのは、俺達が海を一周した後だから随分先になるけど、絶対戻って来るから!」
メアリー「そうね。ルフィが楽しく旅をしていられるのなら私は全然気にしないけどね。」
ルフィ「・・今まで、ありがとう。姉ちゃん。」
メアリー「いい仲間を見つけて、楽しくやってくれればいいわ。私の事は気にしないの。ね?」
ルフィ「・・・あぁ!!」



















そうして、ルフィは旅立っていった・・・。




マキノ「・・・この村も、随分寂しくなるわね。」
メアリー「そうね。老人にはいい村になったんじゃない?」
マキノ「ふふふっ、メアリーったら。」
























メアリーの前には沢山の本。紙、紙、紙。



メアリー「・・・。」



一番上の紙には、綺麗な女の人。






リコリス・D・アン








天才医学者と呼ばれた女性の新聞記事の切り抜き。





メアリー「・・・海は、楽しかった?お母さん。」





切り抜きをそっと撫でるように触るメアリー。












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