第15章 出発
エース17歳。サボ17歳。
ついにこの時が来た。
メアリー「食料は持った?飲み物は?着替えは?」
サボ「姉ちゃん、こんな小舟じゃ乗り切らねぇよ。」
メアリー「じゃあ船を買いに行こう?エースいっぱい食べるし心配。」
エース「大丈夫だっつーの!!」
今年の誕生日にメアリーにもらったテンガロンハットを被ってご機嫌なエース。
ちなみにサボは新しい銃を貰った。
メアリー「嵐には気を付けるのよ?あと礼儀よく!ね?」
エース「おぅ!!」
サボ「姉ちゃんも身体に気を付けてな。」
メアリー「ありがと、サボ。大丈夫だよ。」
少数の人々に見送られ、エースとサボは静かに旅立って行った。
ルフィ「俺も早く海出てぇなぁー・・・。」
メアリー「あと3年頑張って鍛えなきゃね。」
ルフィ「おぅ!!早くエース達に追いつくんだ!!!」
そう言ってルフィは森の中へと駆けて行った。
メアリーはエース達の乗った船が水平線に消えるまでじっと見つめていた。
メアリー「・・・ねぇ、アル。」
アルを撫でながらメアリーは呟く。
海って、やっぱり広いんだね。