第14章 20歳
目を覚ましてみると、ベッドは花でいっぱいだった。
メアリー「・・・ん?」
ルフィ「姉ちゃん姉ちゃん!!」
ルフィ、13歳。育ち盛りのゴム人間である。
メアリー「おはようルフィ。このお花・・・。」
ルフィ「おぅ!俺が摘んできたんだ!花って柔らかいから難しいなぁ!!」
メアリー「えーと・・・何で、かな?」
ルフィ「?だって、エースが今日は姉ちゃんの誕生日だって言ってたぞ。」
そうして思い返すメアリー。
メアリー「・・・あぁ、そっか。20歳か、私も。」
ルフィ「誕生日おめでとう!姉ちゃん!!」
メアリー「・・・ありがと、ルフィ。」
ルフィ「サボは飯作ってるぞ!エースは出かけてる!!」
メアリー「そ。じゃあご飯食べちゃおうかな。」
サボ「誕生日おめでとう、姉ちゃん。」
メアリー「ありがと、サボ。」
サボ、16歳。一昨年くらいの誕生日にメアリーに銃を貰って以来、武器は専ら2丁の銃である。
サボ「これは俺からのプレゼント。」
メアリー「わぁ・・・!開けていい!?開けていい!?」
サボ「はははっ!いいよ。」
メアリーが袋を開けると、そこには絵具一式。
サボ「姉ちゃん、絵描くの好きみたいだったから・・・。」
メアリー「・・・ありがと、サボ。いっぱい描く!!」
ルフィ「あ、俺もあるぞ!!」
サボ「まさか肉じゃねぇだろうな?」
ルフィ「違うっ!ちゃんとマキノに聞いた!!」
そう言って差し出された箱を開けてみると、そこには可愛いミニワンピース。
メアリー「・・・ル、フィが・・選んだの?」
ルフィ「ん?おぅ!姉ちゃんに似合いそうだったから!!」
そう言われれば、嬉しい事この上ない。
メアリー「・・・ありがとう、ルフィ。(微笑」