第11章 コルボ山
メアリー「・・・サボもダダンの所に住むの?」
サボ「あぁ。海賊に狙われる事になりそうだしな・・・。姉ちゃんのとこだったら、バレたら大変だし。」
メアリー「ダダンのとこだったらバレていいのね・・・。」
そんな事を言いながらエース達三人はメアリーの作った料理を食べていた。
メアリー「部屋なら空いてるから一室に宝放り込んじゃいなさい。これからも増えるんでしょう?」
エース「・・・そうだな。そうするか。」
サボ「ありがとう、姉ちゃん。」
メアリー「別にいいよ。」
メアリーの足元ではアルが寝ていた。
エース「・・・なぁ姉ちゃん。俺達は海賊になるけど、姉ちゃんは・・どうするんだ?」
エースの唯一の気掛かり。それはメアリー。
自分たちが海へ出てしまっては、メアリーは独りになってしまう。
サボ「・・・一緒に来たらいいだろ?」
エース「俺達はバラバラに出るのにか?」
メアリー「そうねぇ・・・。」
メアリーはお茶を飲みながら考える。
メアリー「・・・ここで、貴方達が戻って来るのを待ってるのも、アリね。」
そう言ってはにかむメアリーに、3人はお互いの顔を見合った。
エース「・・・姉ちゃんらしいぜ。」
サボ「安心して旅立てるな!」
メアリー「海賊王になるのは誰かしらねー。」
ルフィ「俺が海賊王になるんだぞ!!」
なんて穏やかに過ぎる空間。
いつまでもこうであればいいのに、と
仲良く話しながら食べる3人を見て、そう願う自分がいた。