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夢の欠片

第11章  コルボ山







エース「姉ちゃん、肉は俺達が取って来るから、家で大人しくしてろよ?」
メアリー「はいはい。」




シャンクス達が旅立ってから1年。


メアリーは普通の生活は出来るほどに回復していた。


しかし、ここは山。




エースにメアリーは安静を言い渡されていた。



サボ「姉ちゃん、また後でな!」
メアリー「気を付けて行ってらっしゃい。」





エースとサボが出かけたのを確認すると、メアリーは部屋の窓を全て開ける。


すると、そこから小動物たちが入って来る。





メアリー「今日はリスとウサギと・・え、山犬もいる。」



明らかに小動物ではないその動物。そう、山犬である。



メアリー「・・・人間慣れ、なんてしてるはずないもんね・・?」




山犬に手を差し出すと、頭を擦り付け、メアリーの傍へと寄って来る。


メアリー「・・・可愛いからいいや。」






















夕刻になり、バタンッ!と大きな音を立てて家のドアが開いた。



その音に驚いた小動物たちはメアリーの傍に寄ったり、部屋の外へと出て行ってしまう。




サボ「・・・相変わらずファンタジーな事になってるな。」
エース「姉ちゃん!今日はイノシシが取れ・・たぞ・・・。」




エースの視線の先には、白い何かを枕に寝ているメアリー。その、白い何かとは何なのか?





白い何かはのそりと動き、エース達を見る。






サボ「・・・山犬!?」
エース「小動物だけじゃなかったのかよ!?」


バッとパイプを持ちだし、戦闘態勢に入った二人。
それをジッ・・と見た後、山犬はメアリーの頭を突く。


メアリー「ん・・・。」



むくりと起き上がったメアリー。




メアリー「・・・あ、お帰りエース、サボ。今日は何取って来たの??」
エース「姉ちゃん・・・ソレ山犬だぞ!」
メアリー「分かってるよ。攻撃なんてしてこないよ。」




メアリーは山犬の頭を撫でながら立ち上がる。

山犬が、メアリーが立ちやすいように補助をしているようにエース達には見えた。




エース「・・・お前・・。」





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