第9章 16歳。
メアリーは最近、村によく来る。
理由は、1つ。
「メアリーーーー!!何処だーーー!!」
赤髪の男、シャンクスである。
メアリー「シャンクスうるさい。」
シャンクス「メアリー見つけた!一緒に海に出ようぜ!!」
メアリー「海賊にはならないよ。」
メアリーの目の前にいる男。赤髪のシャンクスと呼ばれる男である。海賊の船長で、ここ数か月の間、フーシャ村を拠点としていた。
シャンクス「チェッ。相変わらずつれねぇなー・・・。」
メアリー「今の生活に飽きたら考えたげる。」
メアリーは16歳になった。
「またお頭は勧誘してんのかー?諦めた方がいいんじゃねぇか?」
シャンクス「ベン!!」
たばこをふかしている男はベン・ベックマン。シャンクスの船で副船長をしている男だ。
メアリー「帰る。」
シャンクス「え、もう帰るのか!?一緒に飲もうぜー・・・。」
メアリー「・・・。」
じーっとシャンクスを見るメアリー。
シャンクス「・・・やっと俺の魅力に気付いたか!!」
メアリー「これが船長で大変だね、副船長。」
ベン「まぁな。」
シャンクス「Σベン!?」
ベン「まぁ、その代わり楽しいのは間違いねぇな。」
メアリー「それは違いないわね。」
ふわりと笑うメアリー。
シャンクス「・・・!!」
何かに気付いたシャンクス。
ベン「?お頭??」
メアリー「今日は帰る。明日は呑んであげるから。」
くるりと後ろを向いて帰っていくメアリー。
ベン「良かったな、お頭。メアリーが明日一緒に飲んでくれるってよ。」
シャンクス「・・・今・・。」
ベン「・・・?お頭??」
シャンクス「・・よしっ!明日呑むから今日は呑まん!!」
ベン「嘘つけ。もう飲んでるだろうが。」