第7章 あの子
暖かい匂いがして、エースの意識はふっと浮上した。
エース「・・・飯?」
メアリー「あ、起きた?おはよう。ご飯出来たとこだよ。」
エースの耳元から聞こえる声。
そこで、エースの頭はようやく動き出した。
エース「・・・姉ちゃん、重くない、のか?」
メアリー「んー?そんな事ないよー。」
メアリーはエースを片腕で抱きつつ、鍋をかき回していた。
エース「・・・。(姉ちゃん、また強くなってる?)」
エースはメアリーの肩に頭を乗せる。
メアリー「?エース、眠い??」
エース「・・・やっぱ、姉ちゃんはすげぇや。」
姉ちゃんの強さには、適わねぇ。