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泡沫…HQ

第3章 キミが好き*花巻貴大





「ほら~そんな不細工な顔しない~!」




「…………」






紹介するやつを間違った。
そう後悔し始めてから数日。





「何がそんなに不満なのさ?」




「………」





絶賛不機嫌期間だ。
理由は…まあ、自業自得。




「花香ちゃんが楽しそうで嬉しくないの?」




隣で及川が話しかけてくるが、それどころではない。
友達…として、及川、まつっん、岩泉を紹介し、今まで一人でいた経緯を話した。


そこまでは良かった。
こいつらが悪い奴じゃないのは保証できる。



ただ、俺らと話す彼女を見て皆が黙っている訳がなかった。




「まっ、まっきーのはただのヤキモチだね!」




「俺もそう思う。」




「……うるせえ…」





そんなこと分かってる。
俺だって、いつも一人でいるより皆と仲良くしてくれて嬉しい。




けど




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