第8章 カカシとの同居
•ユヅキside
私は話も終わったし、どうせならカカシさんの秘密も聞いてみたかった
その時ふと目についた顔の下半分を覆っているマスク
素顔を見てみたい
好奇心からそう思った
だから、聞いてみた
ユヅキ
「そのマスクの下ってどうなってるんです?」
カカシ
「どうして?」
ユヅキ
「そうですね、単なる好奇心です。」
カカシ
「ふ〜ん、何、オレのこと気になるの?」
…意地悪そうな言い方
面倒っぽいから退こう
ユヅキ
「やっぱりいいです。」
私は席を立って、部屋へ戻ろうとした
でも、カカシさんに腕をひかれて
その勢いでカカシさんの膝の上に座っている状態
カカシ
「仕方ないから、特別に見せてあげるよ。」
カカシさんは
マスクを下にずらした
…………
声にならない
綺麗な顔立ち
ユヅキ
「…綺麗……」
私は思わず声に出てしまった
慌てて口を塞いだ
カカシ
「そう言ってもらえて悪い気はしないかな。
ま!奏多やイタチには負けるけどね…」
確かに、奏多も兄さんも整った顔立ちをしている
でも、カカシさんも負けないくらい綺麗だと思った
私はカカシさんの顔に触れた
ユヅキ
「綺麗ですね」
口の下にある黒子
それに触れた
ユヅキ
「それに、色っぽい」
私はカカシさんの膝の上から降りて、部屋に戻った