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うちはの少女

第6章 出会い




•ユヅキside

私の質問にその人はキョトンとした顔をした

??
「……吸血鬼。」

吸血鬼……?

って、あれは物語の中のものじゃ……

??
「実在する。」

心の中を読まれてるかのようだ

ユヅキ
「本物…?」

私はその人に触れる

身体が冷たい

私は急にその人に抱き寄せられた

??
「心臓……ある…。」

私はその人の胸に耳を当てた

ドクンーードクンーー

確かに聞こえた

??
「ここどこ…?」

私はその人から離れて、答えた

ユヅキ
「ここは今は亡きうちは一族の土地です。」

??
「……君、誰?」

私は名乗ってない事を思い出す

ユヅキ
「私はうちはユヅキ。あなたは?」

奏多
「奏多(かなた)…。」

ユヅキ
「奏多、綺麗な名前。」

奏多
「…ユヅキ。」

ユヅキ
「どうしたの?」

奏多
「その眼、何?」

奏多は私の眼帯を指して言った

ユヅキ
「こ、これは……。」

奏多はジッと私を見つめ、眼帯を外し始める

ユヅキ
「え、ちょっと……。」

完全に外れて奏多は驚いた顔して言った

奏多
「輪廻眼…⁉︎」

誰にも見られないように心がけていたのに、あっさりと見られてしまった

というより……

ユヅキ
「この眼が何か知ってるの?」

ゆっくりと頷く奏多

奏多
「契約して…。」

私の肩を掴んで言った

奏多
「迷惑、かけない。だから、」

ユヅキ
「え、ちょっと、何が?」

全く読み込めない

そして奏多は少しずつ語り出した

契約とは、二人の命をリンクする様なもの

吸血鬼である奏多は何百、何千年と生きてきた

不老不死で死ねない

でも、輪廻眼を持つ者とリンクする事で不死でなくなる

=死ぬことが出来る

契約がそれを出来るようにする

奏多
「わかった…?」

ユヅキ
「まぁ、半分ぐらいかな。いいよ、契約。」

奏多
「ありがと、ユヅキ。」

私は奏多との契約にのった




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