第18章 里抜け
部屋を出たのち、自来也の元へ行き、話を聞いた
ユヅキ
「ありがとうございます。」
全てを聞いた後に頭を下げてお礼を言い、去ろうとした時
自来也
「待ってくれんかのォ。大蛇丸は何をするかわからん。下手すると死ぬぞ、それでも行くか?」
静まりかえった場所では心臓の音が大きく聞こえ少し手が震えたユヅキ
ユヅキ
「それでも行くんです。例え死が待っていようとも、それが私の望んだ未来への道ならば。」
自来也は手の震えのその一瞬を見逃すことはなかったが、すぐに力強く握られた拳をみてこれ以上口を出すのは無粋と判断した
自来也
「そうか、なら行け。お前の信じる道をな。」
ユヅキ
「えぇ、ご忠告ありがとうございました。」
その場を離れたユヅキは冷や汗をかいていた
ユヅキ
(…私の考えていること、まさか読まれてないよね…?)
私はそうしてこの里を離れ、情報収集に明け暮れた