第17章 帰郷と波乱
サスケを追ってカカシの部屋を出たユヅキだったがすぐに見失ってしまっていた
ユヅキ
「…どこに向かったの?」
(兄さんの狙いはナルト君…。ダメ…、さっき眼の力を使ったから少し眠気が我慢できない。頭回らない…。もう奏多頼みだ…。)
ユヅキは親指を噛み切って、腕に巻いてある包帯に書かれてある術式に印を結んでから触れた
奏多
「…疲れてる?」
ユヅキ
「早速で悪いんだけど、兄さんとナルト君とサスケの現在地を教えてほしい。お願い!!」
奏多は切羽詰まっている様子のユヅキを見て、事を察したようで小さくうなずいて目を閉じた
30秒ほどして奏多が目を開けた
奏多
「わかった。誰のとこ行く?」
ユヅキ
「ナルト君のところ!!三人はまだ鉢合わせてない??」
奏多
「ナルトはだれか強者と一緒。イタチも変な奴と一緒。サスケはたぶんナルトを探して奔走中。まだ少しだけ時間がかかりそう。すぐにナルトのところに向かっても鉢合わせは防げない。」
ユヅキ
「…仕方ないか、急ごう。」
奏多に先導され、ユヅキはナルトのもとへと急いだ
ユヅキ
(お願い…、みんな無事でいて。)