第12章 一刻の夢
さすがに話しながらとはいえ身体を動かしていたわけで2人は少し汗をかいていた
そこらの木の下に座り、持ってきた水筒とお弁当に手をつけた
サスケ
「うまいな。」
ユヅキ
「そう言ってもらえると嬉しいな。好きでしょ?おかかのおむすび。」
そう言ってユヅキもおむすびを手にする
サスケ
「それもか?」
ユヅキ
「これはツナマヨ。」
お弁当を食べているとサクラが遠くから走ってきた
サクラ
「サスケくーん!ユヅキ!」
ユヅキ
「こんにちは、サクラちゃん。」
サクラ
「明日任務だって、伝えに来たのよ!カカシ先生とさっき会って、サスケくんとユヅキにも伝えておけって。」
ユヅキ
「わざわざありがとう。サクラちゃんもどう?一緒に食べる?」
サクラ
「いや、その…」
サスケ
「どうした、食わないのか?」
サクラはユヅキに近付き小さな声で話した
サクラ
「ダイエットしてて…、ごめんね。」
サクラの言葉を理解し、サスケにはバレたくないだろう機転を利かし、適当に言った
ユヅキ
「もう食べてきたんだね、なのにごめんね。」
サスケ
「そうなのか、残念だったな。」
サクラ
「え?」
サスケ
「ユヅキの弁当は美味いのにな。」
サクラ
「…あ、うん。」
一瞬期待してしまったサクラは少し落ち込んでいた
サクラが集合場所などを伝え帰って行った後、少ししてからまた修業が再開された
数時間の後、その日は翌日の任務の為、早々に撤収していった