第3章 囚われの身
•ユヅキside
私は誰かに襲われた
それだけは、わかってる
でも、何かがおかしい
私は意識があるのに身体が動かせない
どうして…?
目隠しされていて何も見えない
ここは……どこ?
私が意識を取り戻してからしばらくすると足音が聞こえてきた
「あら、ようやく起きたのね?
ユヅキちゃん。」
その人は中性的な声で私の名前を呼んだ
ユヅキ
「あなたは誰ですか……。」
目が見えないだけで全然違う
姿が見えない分とても怖く感じる
大蛇丸
「私の名前は大蛇丸。聞いたことくらいあるのかしら……?」
大蛇丸はクスクスと笑いながら一歩ずつ近づいてくる
大蛇丸
「あぁ、何か言いたいようね。でも、あなたの声は届きはしないわよ?
もうあなたは
私の物になったんですもの。」
私はその言葉に耳を疑うことしか出来なかった