第10章 サバイバル演習
•カカシside
オレは慰霊碑の前で足を止めた
カカシ
「これは慰霊碑。この中にはオレの親友の名も刻まれている……」
オレは静かになった方を見た
カカシ
「お前ら…!最後にもう一度だけチャンスをやる。ただし昼からはもっと過酷なスズ取り合戦だ!挑戦したい奴だけ弁当を食え。ただしナルトには食わせるな。」
サクラ
「え?」
カカシ
「ルール破って1人昼めし食おうとしたバツだ。もし食わせたりしたらそいつをその時点で試験失格にする。ここではオレがルールだ、わかったな。」
オレはユヅキを抱いたまま姿を消した
ように見せかけ、木の陰で気配を消して3人の様子を見守った
気を失っているだけのユヅキをどうするべきか……
ま、起きるまでずっとこれでいいか
サスケがナルトに弁当を差し出した
サクラもサスケに続いてナルトに差し出した
その様子を確認してからオレは3人を驚かすように、前に出た
カカシ
「ごーかっく♡」
オレは微笑んだ
サクラがなぜ合格なのかと言い出した
それに対し忍とはなんたるべきかを告げた
3人とも納得がいったみたいだな
カカシ
「全員合格‼︎
第7班は明日より任務開始だァ‼︎‼︎」
そして、ユヅキを抱きかかえたまま家路に着いた
奏多は家に着いたらもう居た
奏多
「ユヅキ、大丈夫?」
カカシ
「まだ気失ったままだな。」
オレはユヅキをベッドに運んだ
直後、ユヅキは目を覚ました
オレを見た途端、バツが悪そうな顔になった
ユヅキ
「すみませんでした。クナイ向けてしまって…」
カカシ
「サスケのこと、守ろうとしたんだよね?なら、気にしなくていいの。」
ま、正直結構びっくりしたけどね
ユヅキ
「本当にすみませんでした。」
カカシ
「大事取って、ちゃんと休んどけよ。…それと、お前は容易に人を殺せない人間だよ。」
ユヅキ
「⁉︎」
いや、まだ人を殺せるだけの覚悟が無いようにもみえる
オレはそれだけ言って、部屋から出た
あ、話…聞きそびれたな
また今度聞こうかな