第10章 サバイバル演習
•カカシside
荷物を揃えて、家を出た
ユヅキはサスケと合流するためにもうとっくに家を出ていた
……あの子、オレの考え、勝手に読んだりしてなきゃいいけど…
ま!そんな悪趣味なことはしないか!
そして、オレは用事も済ませて、演習場へ向かった
カカシ
「やーー、諸君。おはよう」
サクラ・ナルト
「おっそーい‼︎‼︎」
ナルトとサクラは俺に向かって叫んだ
サスケは睨みを利かし、ユヅキはいつもと変わらずニコニコしている
カカシ
「よし!12時にセットOK!!」
時計を丸太の上に置いた
カカシ
「ここにスズが3つある…。これをオレから昼までに奪い取ることが課題だ。」
手にスズを見えるように持つ
カカシ
「もし昼までにオレからスズを奪えなかった奴は昼メシぬき!
あの丸太に縛りつけた上に目の前でオレが弁当食うから。」
あの3人、絶望的な顔してるな……
カカシ
「スズは1人1つでいい。3つしかないから…必然的に一人丸太行きになる。」
緊張が走ってるな……
カカシ
「…で!スズを取れない奴は任務失敗ってことで失格だ!つまりこの中で1人は学校に戻ってもらうことになるわけだ…」
緊張しまくりだな…大丈夫か…?
カカシ
「手裏剣も使っていいぞ。オレを殺すつもりで来ないと取れないからな。」
サクラ
「でも‼︎危ないわよ先生‼︎」
ナルト
「そうそう‼︎黒板消しもよけれねーほどドンくせーのにィ‼︎!本当に殺しちまうってばよ‼︎」
カカシ
「世間じゃさぁ…、実力のない奴にかぎってホエたがる。ま…ドベはほっといてよーいスタートの合図で」
ナルトは頭にきたのかクナイを手に取り、投げようとする
即座にオレはナルトの後ろに回り、ナルトの持っているクナイをナルトの後頭部へと向けた
カカシ
「そうあわてんなよ。まだスタートは言ってないだろ」
サクラもサスケも固まってる
まぁ、ユヅキだけは奏多と戯れてた
カカシ
「でも、ま…オレを殺るつもりで来る気になったようだな…。やっとオレを認めてくれたかな?
ククク…なんだかな、やっとお前らを好きになれそうだ…、じゃ、始めるぞ‼︎
よーい…
スタート‼︎‼︎」
その掛け声と同時にそれぞれ散った