第4章 涙
「なんでもない訳ねぇじゃん。
なら、なんで泣いてんの?」
「…ニノにだけは、言いたくない…」
ニノと松潤が楽しそうにしてるのが嫌だ、なんて絶対言える訳がない。
だってニノは、松潤が好きなんだもんね。
俺は応援するって決めたんだもん…‼︎
「…じゃあ相葉ちゃん、今日は俺と遊ぼうよ。
相葉ちゃんもオフなんでしょ?」
「へ?」
「さ、行こ。皆バイバイ」
「あ、おう。またな」
「またね」
「…ええ…」
俺の肩を抱いて、楽屋から出て行くリーダー。
荷物も忘れず持って来てくれているところが、何気に嬉しい。