• テキストサイズ

no title

第5章 chapter 5



帰り道

「俊?」


玲衣の言葉にハッとする。


「ん?どうした」

「聞いてなかったでしょー私の話!」

「ご、ごめん…」

「もー仕方ないなー」



彼女がはにかむ。


いつも通りの笑顔。



「…玲衣」

「ん?」

「好きだよ」

「どうしたの急に!もー」


突然の発言に玲衣は少し照れる。


「…俺の家来る?」

「え…」


玲衣の顔がさらに赤くなる


「今日、家族の帰り遅いから」

「俊?」


玲衣が俊の顔をのぞき込むと、



その唇が玲衣のと触れる。



そして、俊の目からは涙が流れる。



「俊、どうしたの?」

「来る?」

「…うん」





2人は手を繋いで家に向かう。





/ 32ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp