第4章 chapter 4
あの場かぎり。
その言葉が本当に正しい。
「俊!!びっぐにゅーす!!」
『おはよう』も言わずに朝最初に玲衣が言ったことは衝撃的だった。
「どうしたんだよ」
「ビックリしないでね…京香と水輝が付き合い始めたんだって!!」
「は?いつから」
内心、とてもビックリしているが、冷静を装う
「昨日だって!京香が水輝に告白したんだって!!」
「そっか。水輝よかったな。」
「リアクション薄~~」
「んなこったねーよ。おめでとうの一撃あげないとな。」
「なにそれ~~(笑)」
俊はかなり戸惑っていた。
なぜ?
急に?
資格がないとはわかっていても、俊の心はズタズタだった。
「どうした?友達取られて寂しいとかぁ~~?」
「んなこったねぇよ(笑)」
玲衣の笑顔に少し癒される。