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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第8章 及川先輩と、が、☓☓☓


愉しそうな笑顔。
でも目は笑ってない。
獰猛なケダモノみたいな鋭い感じ。

た、た、た、食べられる。

ぎゅっと体をちぢこめながら目をつぶった。

ちゅ…、と温かいものがまぶたに触れる。

「そんな怖がんなんでよ。及川さん木原ちゃんが俺を選んでくれてうれしーよ」
優しく、緊張をほぐすみたいに頬、鼻筋、耳とキスされた。

「んっ…ふっ」
耳に息がかかってくすぐったい。
そうしたら、くすっと及川先輩が笑う。
ちゅっと又耳にキスされる。

「ひゃぁっ、あんっ」
変に甘ったるい声が出てしまい恥ずかしい。

「つむぎ、耳弱いんだ。かわいー」
ちょっ、とぉっ、このタイミングで、耳元で名前呼びは反則だと思います!

思わずきゅん、としてしまい…、
「ひゃうっ」
一層変な声が…。

ちゅっちゅっとあったかい唇が耳の軟骨をなぞるようにキスして…、 
にゅるっと舌が舐める。

「ひゃあぁんっ!」
くすぐったい。
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