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【HQ】バンパネラカンタービレ【R18】

第8章 及川先輩と、が、☓☓☓


瞬きをした途端一筋涙がこぼれた。
それをうつむいてやりすごし、私はベストから腕を抜き頭からはずす。

グレーのブラウスの裾をスカートから出しボタンをはずしていく。

一一涙はもう乾いた。

から顔をあげたら…。

及川先輩は勿論、みんな私を見てる。

目をそらすとか見ないふりをする人なんかいない。
みんな視てる。

私の…手元、つまり、む、胸。
思わず手が止まる。

「どした、木原、何なら今からでも俺らにかえるか?」
松川先輩が私の肩口から顔を出した。
ハァ、と耳に熱い息がかかる。

なん、か。
ま、ずい?

やばい、よね。

「い、いえ、大丈夫です」
一瞬やっぱり変えようかなんて思ってしまった。
松川先輩の声が、声が、い、色っぽくて…。
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